~映画館情報の蓄積と可視化~
メンバー講師:澤田 佳祐氏

講師:澤田佳祐氏F.B.より
・傳兵衛クラブ刈谷「刈谷から始まった映画館調査」
2025年4月16日(水)、傳兵衛クラブ刈谷で「刈谷から始まった映画館調査」という題名の発表をしました。
刈谷市民交流センターを会場とする傳兵衛クラブ刈谷は月1の勉強会。実業家の神谷傳兵衛の顕彰を起点として、刈谷市や周辺地域の歴史や文化について学んでます。参加者は約30人。
勉強会の時間は18時30分から20時30分の2時間で、ざっくり1時間30分が発表者の持ち時間です。約1時間を「刈谷市にあった芝居小屋や映画館」に関するスライド発表としました。
その後は参加者に「映画館の記憶」について無記名アンケートを書いてもらい、アンケートはその場で回収した上で、私が作成してる映画館地図を見ていく時間にしました。
紹介したのは年配の方の記憶だと思われる「刈谷市の大黒座」、「碧南市の三栄座と寿々喜座」、「豊田市の小渡劇場」。まだアンケートの内容を精査できてませんが、いろんな記憶が集まってます。
【川口代表のコメント】
素晴らしい研究成果の講義でした。
私は、昭和27年生まれ。刈谷「大黒座」近くで育ち、成長と共に、「刈谷映劇(東宝)」、洋画は「日劇」と年間100本を目標にした時期もありました。当時はほとんど2本立て、夏休みは大黒座で朝から6本続けて観た記憶もあります。まさに映画全盛期
時代でした。大黒座と東宝は2階畳敷き席で手摺越しにスクリーンを観ていました。大黒座では映画だけでなく歌謡ショー、大江美智子一座の剣劇芝居も観た記憶があります。
拍手は付きもの!映画でも名場面はもちろん映画の終わりは拍手がおこりましたね。良き時代でした。
そんな記憶を甦らせてくれた勉強でした。貴著書「映画のカケラ」も拝読させて頂きました。近隣の映画館遺産も訪れてみたいです。🤩





川口代表F.B.より
2025.4.16 「傳兵衛クラブ刈谷」4月定例会~消えた映画館の記憶~
澤田佳佑氏の研究をレクチャーしていただいた。主に刈谷の映画館の歴史「大黒座」「刈谷映劇」「刈谷日劇」の栄枯盛衰の時代背景と映画、シネコン時代から現代までご自身の研究成果を語られた。途中映画と映画館の思い出を含めて参加者アンケートを集め、三河を中心とした中部地方の映画館の位置と特徴、盛衰等のお話しは、会場内では一番若い澤田君が、年配の私たちと同じように栄枯を語る様は、専門学芸員の講義を受けているようだった。映画ファンには心躍る勉強会でした。



鈴木文三郎氏メッセージ
昨日は、大阪・関西万博に行っていた為、出席出来ずに残念でした。
大黒座の新館を角文でさせていただいたのですね。
そう言えば、子供の頃の記憶で、間違っているかも知れませんが、当時の経営者が大野さんという方で、父孝平と刈谷青年会議所(JC)で一緒だった記憶があります。
会員の大野さんの親戚でしょうか?
それと、大黒座のウィキペディアを読んだら、大黒座の前身の大生座で、三河鉄道の起工式が開かれたと、記載がありました。

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