第13回勉強会、新實守氏のお話を聴くことができました。今年一番の寒さの中、ご参加頂き感謝です。新實氏は名鉄職員時代に、職場の機関誌の担当になり、「それならば会社の歴史から調べよう」と思ったのが、神谷傳兵衛との出会いでした。新實氏も傳兵衛さんと同じ一色町の出身です。そのご縁なのか、41年勤めた後も廃線となった三河線跡地の写真を撮り続けたり、疑問があれば文献などを調べています。「定年後も神谷傳兵衛を調べる理由は何ですか?」と尋ねたところ、『彼には謎が多いから』とポツリと答えてくれました。氏は、実際に現場に出かけたり、関連する文献を調べたり、その資料収集には驚くばかりですが、それらを自らまとめ上げた冊子や関連資料や書籍までも「よければあげる」と言われ、帰りはいつも荷物がいっぱいになりました。名鉄時代でも自分が得た知識・技術はそのまま部下に伝えていたそうです。定年後20年近く経った今でも、時折会社から「XXXについて教えてください」と電話がかかってくるそうです。